phone0740-32-3333
こんにちは。安曇川(あどがわ)電子工業です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
この記事では、BtoB企業のブランド価値向上について、
BtoB企業がブランド価値向上に積極的になれない理由とともに、
社内のブランド意識を高めるための3つの視点をご紹介します。
“企業ブランド”と聞くと、
「うちには関係ない」「自社の強みや魅力は、わかる人にはわかる」
「営業力、技術力があれば十分」といった声が社内から聞こえます。
中小企業は特に、そんな会社が多いのではないでしょうか。
企業ブランドに関心がないのは、
BtoB企業に、顧客の絶対数が少ない企業に多い印象です。
では、BtoB企業がブランド価値向上に積極的になれない理由は何でしょうか?
社内のブランド意識を高めるための3つの視点とともに、その理由をご紹介します。
① なぜ「ブランド施策」から目を背けるのか
② なぜ「企業ブランド」の向上が必要なのか
③ ブランド施策を実施する「目的」は何か
BtoB企業がブランド価値向上に積極的になれない理由は、
6つ挙げることができます。
(1)「ブランド価値」の重要性がわからない
(2)重要性はわかっても、“自社” に必要ない
(3)必要だが他に優先すべきことがある
(4)ブランド価値向上の「効果」がわからない
(5)ブランド施策に浮ついた印象がある
(6)ブランド価値向上のためにはコストがかかる
では、BtoB企業がブランド価値向上に積極的になれない6つ理由を、
1つずつ見ていきます。
「ブランド価値」そのものの重要性を、
経営層やマネジメント層がわかっていない(関心がない)ケースです。
これは、企業ブランド云々を議論しなくても、
ビジネスがこれまで十分に成立してきたためです。
例えば、付き合いの長い取引先(固定客)が売上の過半数を占めており、
待っていれば仕事が “降ってくる”状態の企業に多いです。
このタイプは、財閥系など、著名企業の子会社や関連会社に多いです。
「ブランド価値の重要性はわかるが、自社には必要ない」という考え方で、
財閥系や著名企業の子会社である自分たちは特殊だから、という自己認識が前提にあります。
(1)の、「ブランド価値の重要性がわからない」と同じく、
自社のビジネスのうえで、ブランド構築が重要テーマになることを
予見しきれていない経営層やマネジメント層にある考え方です。
ブランド力向上に投資するよりも「現場」から上がってくる声を重視する傾向、
現場の声を重視した結果、営業力や研究開発などに尽力したいという考えです。
費用対効果に厳格な論理性を求める企業に多い考え方です。
販促、採用活動は、目的が誰からもわかりやすく、
売れた売れなかったなど、結果が明確に数値化されます。
一方のブランド価値は、目的がわかりにくく、ブランド価値が向上したかどうか、
販促や採用活動と比較して結果が明確に数値化できません。
ブランド施策は費用対効果が数値化しにくく、
費用対効果に厳格な論理性を求める経営層やマネジメント層には、
受け入れ難いのが現状です。
「ブランド価値の向上」のための広報活動は、
目的を明確にして共有することが大切です。
ブランド施策に浮ついた印象を持つ企業は、“まじめ”な社風であることが多く、
ブランド価値の向上に対して、軽い、流行り物というように否定的な印象を持つ
企業が多いようです。
またブランド広報において、かつて広告会社やデザイン会社から
「ぼったくり被害にあった」などマイナス印象をもっていることも考えられます。
そのような企業は、広告会社やデザイン会社を避けて、
デザインや制作が「得意」な従業員が、見様見真似で
ウェブサイトや会社案内を制作していることもあります。
また、社内外対話の意義や価値を、経営層が信じていないため、企業規模や経営目標に応じて、
「かけるべき費用は投入する」という意識までに時間がかかります。
企業がブランド価値向上に積極的になれない最後の理由は、
見えないものに対しては、費用を掛けにくいものです。
それでも、例えば4つ目に挙げた
(4)ブランド価値向上の「効果」がわからない という企業に対しては、
(投資としての)費用対効果が説明できれば 、経営層の理解を得られますし、
(6)ブランド価値向上のためにはコストがかかる という企業の場合は、
施策内容よりも施策「総額」が重要であり、経営層を説得する視点の工夫が必要です。
「アウトソースの活用 = 安いから」という視点に慣れた企業は、
ブランド価値向上施策に対する「金額感」が折り合わないこともあります。
従業員が経営層にブランド価値向上施策を提案する際は、
かかる「総額」を抑えるのも理解を得る方法の1つです。
社内のブランド意識を高めるための3つの視点のうち、
2つ目の視点は、
ブランド施策で期待される効果に、
ブランド施策が(直接的に)売上に貢献するか、が挙げられます。
企業ブランドを売上に、単純に結びつけるのは安易すぎる考えです。
ブランド価値向上による効果や影響は、単に「売上」にのみ効果があるわけではありません。
一方で、ブランド価値向上のための施策が、
中長期的に売上に好影響を与えるとも考えられます。
社内のブランド意識を高めるための3つの視点の最後は、
ブランド施策で期待できるBtoB企業にとっての効果
(1)企業名の認知拡大
(2)新規の「見込み客」の獲得
(3)商談の「成約率」の向上
(4)マーケティング投資回収率の向上
(5)顧客生涯価値(LTV)の向上
(6)契約継続率の向上
(7)離職率の低下
企業ブランド向上の目的(施策の目的)
(1)競合との差別化とイメージチェンジ(ポジショニングシフト)
(2)事業領域の変化とイメージチェンジ
(3)広報活動のコスパ/タイパの向上
(4)顧客の意思決定の迅速化
(5)採用活動における優位性の強化
(6)社員愛顧(ロイヤルティ)の向上
社内のブランド意識を高めるためには、
ブランド施策を実施する目的と効果を担当者レベルで共有し、
それを経営層やマネジメント層に説明できるかが課題です。
また一朝一夕に企業ブランドが高められることはなく、
ウェブサイトの更新やSNSを通じての情報発信など、
小さなことをやり続けることが肝心です。
安曇川電子工業は、プリント基板の表面実装、手挿入部品のフロー半田、
ユニット組立を専門に行う会社です。
基板設計者の方が製図した基板の機能を維持しつつ、
量産時に不具合やコストアップを招かないよう変更提案を行うVA・VE提案が得意です。
また基板実装だけでなく、ユニット・制御機器のOEMメーカーとしての実績もあります。
など、
プリント基板実装に関して25年の実績があり、高精度・高品質な製品と
技術ノウハウを提供する安曇川電子工業株式会社へぜひお問合せください。