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おはようございます!ブログ担当、岸田です。
現在のデジタルDXの流れに、私も何とかついていこうと思い
昨日Accessとやらを初めて触りました。いや~~わけわからんですね。
毎日Excelを使っていると機能の限界を感じることもあるので、他のツールも併せて使えたらいいな~~~と膨らむ願望。
こういう時は、出来るようになったつもりで使ってみる!が私の鉄則です☺
他にも使ってみたいツールが山盛りです。
というわけで今回は、自動化を進めるべく新設備が導入された件についてお話しします。
●【コーティングの検査は、UVライトで!】
1月20日、また新たな設備を導入しました。
その名も、【コーティング自動検査機】!
”コーティング”という作業工程はすでにご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
まずはその工程の説明からまいりたいと思います。
「コーティング工程」とは、実装完了したプリント基板へ
「1B51NSLU」を希釈した溶剤を塗布することです。
コーティングの目的は、プリント基板の防湿・絶縁です。
この溶剤の主成分は樹脂なので、塗布した後に乾かすと硬化します。
また、UVライトを当てると光る特性があります。
そして、その後「検査工程」へ移ります。ここが本題!
ほんとに樹脂はちゃんと濡れているのか?確認します。
その方法は、先ほどお伝えした「UVライトを当てると光る」特性を利用します。
以下のようなUVのライト(画像①)に基板を照らすと、
あら不思議!基板が青白く光っているのがわかります。(画像②)(顧客製品の為ぼかし入)
これによって、目視で確認していきます。
ここで塗りムラ・塗り残しを見つけていくわけです。
●【すでに塗布の自動化は完了!】
さてさて、このように「コーティング工程」をしているわけですが、
なんと!実は、「コーティング塗布工程」については、すでに自動化が完了しています。
これが「コーティング自動塗布機」です。(以下参照)
作業者が、溶液をハケで塗り塗りしていたところを、
製品をセットするだけで、このロボットが塗ってくれるわけですね。
これによって既に、「塗りムラ・塗り残し」は劇的に改善しています。
特に、「安定した」作業についてはロボットが得意な作業であり、
「同じ箇所」を「同じように」塗ることは、ロボットの得意分野です。
さて、これをいよいよ、検査していきます。
お待たせしました!ジャーン!
これが「コーティング自動検査機」です。(画像①)
黒塗りの外装、カッコいいですね!
この、画像①の下部にある引き出しを引くと、画像②のようになっており、
ここに製品をセットします。
画像①→
画像②→
複数台を設置することが可能で、引き出しを閉じると、検査開始!
基板表面の画像をPCへ取り込みます。
こんな感じ。(右図参照)
ほほ~、良い感じですな!
そして勿論、「塗りムラ」「塗り残し」の疑いがある場合に、
「NG」判定となり、作業者によって目視による最終確認を行います。
●【品質もいいし、人体への心配もなし!】
以上の作業により、これまでの検査工程より一段とレベルアップ!したことがわかります。
検査速度は勿論、判定の精密さもなかなか良いそうです。
実際、現在の検査工程は「UVライト」で光る箇所を目視することになるので、
室内の電灯の明るさに影響されたりするそうで、見逃しなどの危険性があるそうです。
(そりゃ、明るいところで光ってても、あんまり見えないですもんね)
また、「UVライト」は、いわゆる「紫外線」です。多量でないので人体に害はありませんが、
作業担当者の「なんとなくやだ・心配」な気持ちも払しょくできます!
そしてそして、もうひとつお知らせしたいのが、作業台です!どうです?見事な作業台でしょう!
検査機のサイズにぴったり!で、しかもちょうど作業者の操作しやすい高さ!です。
弊社には、「何でも工務店」なる頼もしい大工さんがおり、
社内で使用する作業台や棚、仕切りなど、何でもオーダーメイドで作ってくれるのです!
すごいでしょう!ドヤ
いつも現場の声を吸い上げて製作にあたってくださる会社の人気者です☺
●【改善・自動化をすすめる安曇川電子工業(株)へご連絡ください】
このように、われわれは業界のトレンドや最新の設備情報を収集し、弊社へ反映できることはないかと模索しています。
それにより、品質の安定、納期の短縮、適正価格の実現につなげ、よりお客様へ満足していただけるサービスを提供できるものと考えております。
そんな、改善・自動化に熱心な安曇川電子工業(株)へ、ご興味をお持ちいただきましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
お客様のご希望に沿えますよう、全力で対応させていただきます。