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ブログ担当Mです!
さて、今回は社内で率先して取り組んでいる『5S活動』についてご紹介いたします。
先日Twitterでもご報告した通り、楽々改善舎の来嶋一弘様にお越しいただき
弊社の5Sについてアドバイスを頂きました!
目次
5S活動は整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)の頭文字Sを1つずつ取って表されており、それらを通した社内の改善活動をいいます。
似た言葉に3定があり、これらは『定位・定品・定量』を表しています。
(3定についてはまた別の機会にご紹介します)
5S活動は一見当たり前のことのように思えますが、
それらは維持継続することが難しかったりします。
皆様の中にも以下のようなことを経験された方がおられるのではないでしょうか。
●ハサミが無かったので新しく買ったが、使った人が別の場所に置いていた。
●空の段ボールがあるが、捨てていいのか誰かが使うために置いたのか分からない。
これらの共通点はそこがどのような状態なのか見て分からないという事です。
自分の思い込みで判断すると非常に危険ですし、
かといって常に聞いて回っていては作業効率がどんどん落ちていきます。
5Sが徹底されていない現場ではこのような問題が度々発生します。
一つ一つは小さなことですが、積み重なると大きな不具合へ繋がりかねません。
何より、お客様自身が一番心配されるのではないでしょうか。
そこで安曇川電子ではこの5S活動(3定)を続ける上で、
お客様だけでなく作業者も安心して日々を過ごせるよう、常に努力をしています。
まずは白線表示をご紹介します。
机などは白線で定位置管理をし、その場所から机がズレていたら誰もが気づける仕組みになっています。白線は通路も記しており、誤ってお客様の製品とぶつかったりしないよう徹底防止しています。(点線はそのエリアへの通り道)
このように定位置を記すことで
その位置へ無意識の内に整頓するようになりました。
こちらは安全面での改善です。
天井から紐を吊るす吊り下げ式と呼ばれる表示によって、
遠くからでも何があるかが一目で分かるようになっています。
初めて工場に来た方でもわかりやすく、
天井から吊るしていることで通行や生産の邪魔にもなりません。
工場の高さを利用した改善ともいえます。
この吊り下げ式は、
今回来社いただいた来嶋様にも高く評価していただけました。
その他の事例を以下にご紹介します。
まだまだ紹介しきれない色々な事例がありますので、
興味がある方は是非安曇川電子へ足をお運びくださいませ。
(今後も定期的に社内5Sについてご紹介します)
また背表紙にナナメ線を引くことで、
仕様書が無ければ気づける上に戻す位置もわかりやすいです。
仕様書へのRef.(リファレンス)表示
取り出した仕様書を常に同じ順番で同じ位置に戻せる仕組みです。
背表紙の色も指定することで、中身を見なくてもカテゴリーがわかる工夫をしており、
番号は連番となっているため書類が持ち出されているとそれが一目でわかります。
多目的に使用できるキャスター付き2段テーブル
セル生産ラインをサポートするキャスター付きのテーブルで安曇川電子の自作品。
「製品を机から持ち上げ、次の工程の机に移動させる」という一連の動作を省き、
机に乗せたまま次の工程へ持っていくことができます。
→積み下ろしの手間、積み下ろしの際のケアレスミスも防止
共有コピーカードの固定
コピーカードをダブルクリップで挟むことで、ホワイトボードの磁石に固定できるようにしました。
磁石の位置を変えればカードの位置も変えることができ、
誰かがカードを使用しているとすぐに分かるようになっています。
5S活動を続けて長い年月が経ちましたが、
まだまだ課題も存在しています。
破れた白線のメンテナンスや、
作業者の身長にあったテーブルの高さ調整など。
安曇川電子工業では皆様からのこういった改善提案も
幅広く募集しておりますので、是非お問合せページからご連絡下さい!
5S活動を通じ、社員とお客様に安心と信頼をお届けする工場を今後も目指していきます。
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